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皆様こんにちは！アニオタです。本日は、2012年に放送されました、GoRA原作の「K」のレビューをいたします！
ネタバレもあります！最後までぜひ読んでいってください！
「K」のあらすじ
現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。強力な異能を持つ7人の王権者が存在していた。第三王権者・赤の王周防尊が率いるチーム吠舞羅と、第四王権者・青の王宗像礼司が率いるセプター4はある事件を巡って衝突する。
高校生の 伊佐那社（シロ）は 葦中学園高校で平和な学生生活を送っていた。だが学園祭の準備のため、街に買い出しに出ると、突然吠舞羅の少年たちに襲撃され、夜刀神狗朗（クロ）に救出される。クロは、先の第七王権者『無色の王』の遺命のもと「『悪しき王』を討つ」とシロに刃を突きつける。街では、シロが吠舞羅のメンバー・十束多々良を殺害し、無色の王と名乗る動画が拡散されていた。クロは逃げたシロを追って学園島に乗り込むがそこへ謎の少女ネコがあらわれる。シロは身の潔白を証明しようとするが、過去の記憶も名前も全てネコが作り出したものだった。さらにセプター4もシロたちを捕縛しようとする。逃げだしたシロは飛行船の男のことを思い出し、宗像に連絡。セプター4は第一王権者・白銀の王アドルフ・K・ヴァイスマンの拘束に動くが、ヴァイスマンは飛行船ごと自爆し捜査は行き詰まる。
セプター4に投降し、拘束されていた周防は事件の真相に気付き脱獄。吠舞羅で学園島を占拠し、犯人探しをはじめる。雪が降る中、周防は駆け付けたセプター4の宗像と対峙。学園では吠舞羅とセプター4の全面衝突がはじまる。全ての王の力を手に入れようとするキツネ煙が、学園に戻ったシロを襲うが、シロは自分の魂がヴァイスマンだったことを思い出す。悪しき王・キツネ煙の野望阻止のため、シロは生徒たちを避難させ、キツネ煙を自分の体に閉じ込める。周防はシロの体ごとキツネ煙を殺害。周防のダモクレスの剣が落ちる寸前、宗像が周防を斬る。
周防の死と共に吠舞羅のメンバーの体から赤の徴が飛び立つ。シロは消息不明となった。
Wikipediaより引用
原作について
「K」自体は過去に見たことがあったのですが、改めて見てビジュアルだけのスタイリッシュアクションというだけではなく、後述しますがストーリーもとてもしっかりしたものだったので、脚本はどなたなんだろうと思ったのです。
「GoRA」という名前自体は申し訳ありませんが存じ上げなかったのですが、調べたところによりますと、宮沢龍生さん、壁井ユカコさん、高橋弥七郎さん、あざの耕平さん、古橋秀之さん、鈴木鈴さん、来楽零さんからなる、創作作家集団ということでした。知っている作家さんばかりでびっくりしました・・・そりゃ自分の感性にぶち刺さるしストーリーもしっかりしてるわけだ・・・。
特に壁井ユカコさん、「キーリ」シリーズ全部持ってますよ・・・。高橋弥七郎さんの「灼眼のシャナ」も兄が読んでて借りて読みました。
すごく個人的な視点から言いますと、青春真っ只中を共にしたライトノベルたちばかりで・・・すごくエモーショナルな気持ちになりました・・・。このころの電撃文庫は熱かった・・（当社比。個人の感想です）。
成長するにつれて、ライトノベルはあまり読まなくなってしまったので最近はほとんど読めていないのですが、新しい作品を読まないにしても過去に読んでいた作品はまた読み返したいな・・・。
「K」の感想（ネタバレあり）
ビジュアルの強さ。美しい！
アニメーションのキャラクターデザインって、これだけで作品のすべてが決まるわけではないですが導入としてビジュアルで見るかどうか決める人もたくさんいます。特に、原作の漫画や小説があるわけじゃなくてオリジナルのアニメーションならなおさらですね。
「K」のキャラクターデザインは繊細でとても美しいですね！絵柄の雰囲気で、なんとなく女性向けって印象があります。初めてオープニングを見たときに「え、顔いいやつしかいねぇ・・・すげぇ・・・」ってなりました笑。しかも「K」ってすさまじいキャラクター数がいるのですがちゃんとキャラクターの差別化もできている。セプター4のモブ？の方々ですらちゃんと個性がある。美少女もちゃんと美少女。目の保養にしかならない。すごい・・・。
余談ですが、オープニングの曲がangelaさんなのですが、THE アニソンって感じでいいですね！テンションが上がります。
ただのおしゃれアニメじゃない！シナリオ構成の良さにも注目
先述した通り見目麗しいキャラクターたちに目を奪われがちですが、さすが作家の皆さんですね。ストーリーも洗練されていて見ごたえがあります。
殺人の疑惑があるシロこと伊佐那社。アリバイを立証するために、前年の学園祭でのできごとを振り返っていきます。最終的には体育倉庫でクラスメイトの雪染菊理と会っていたということが立証されたので一件落着と思いきやシロの部屋に血の付いた服が・・・。
初見のとき「どういうこと？？？」となりましたが、ネコの能力によって学園生活の記憶が捏造され、以前の記憶が消されていました。よく考えると、ストーリー開始の段階で周りの人間に視認できない姿で登場していたので、猫の姿でシロの近くにいる時以外も視認できない状態でずっとシロの近くにいて、シロ自身の、そしてその周りにいる人間の記憶をずっと捏造していたんですね・・・。
自分が勘が鈍いせいかもしれませんが、ここの仕組みがわかった時にすごく感動しました！バトルアニメではあるのですが、ミステリーのような要素も感じ取れて。脚本がライトノベル作家さん達なので、起承転結のそれぞれのスパンが長めかつきれいにまとめられていて、次の話がすごく気になる、非常に見ごたえがある作品だったと思います。
学園島、どういう施設なんだ・・・
本当にどうでもいい観点なのですが、赤の王、周防尊と青の王、宗像礼司の戦闘している場所、学園島にあると思うのですが謎の神社・・・？お寺・・・？学園と学生寮だけではないのか・・・。島内で本来は生活がほぼ完結できるものなのかな。そこらへんはあまり説明がなかったような気がするのですが、もうあんまり学園島は登場しないんですよね。
抜刀だけは笑ってしまう すまん
セプター4の面々は「〇〇、抜刀！」と名前を宣言してから抜刀するのですが、すみません、そこだけはちょっと笑ってしまいました・・・。耐えられなかった・・・。でもバトルの様子、そして顔はかっこいいので！！！見る価値はめちゃくちゃあります！！
一番好きなキャラクターは「伊佐那社」
「K」で一番好きなキャラクターは、シロこと「伊佐那社」です！飄々としていて、浮世離れしている印象です。
「K」は、今回ご紹介している無印だけではなく、シリーズとして長年愛されている作品です。今作は、シロが自分自身を知り、王を自覚する物語だったと個人的には感じました。見始めた当初は無色の王なのか・・・？と思ったら白銀の王でしたか・・・！クロがシロに対してちゃらんぽらんと言ってましたが、ちゃらんぽらんなりにまっすぐな性格だったからこそ、ネコも出会った瞬間に気に入ってくれて、クロも味方になってくれていたのかなと思います。また三人揃ってお家で仲良く朝ご飯を食べてほしいな・・・三人の絡み、とても和みました。
ほかのシリーズも見たことがあるので、シリーズ全体を通してだと、ほんとはアンナが好きです・・・！でも一期はあんまり出番がないんですよね笑
リアルタイムで見ていたら、最終話見たときに「シロ・・・！どうなったんだ・・・！」ってなって続きが非常に気になる状態でお預けになってたんだな・・・ファンの方に厳しい作品だ・・・。クロも犬になれるんだな・・・。
「K」はこんな人におすすめ！
- 異能バトルアニメが好きな方
- チームの友情・絆が見たい方
- ストーリーの完成度を求めている方
- ミステリー要素も求めている方
何度も言いますが、本当にストーリー構成がしっかりしているので、視聴後の満足度が高い作品だと思います！続きも見ていこうと思います。
さいごに
ご一読いただきありがとうございました！
今後も様々な作品のレビューをしてまいりますので、次回もよろしくお願いいたします！
今回紹介した「K」は、以下から視聴可能ですので、ぜひ皆様も一度ご覧ください！
年末で色々忙しくなってきましたが、ブログ更新は休まずできたらいいな！
