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0 皆様こんにちは！アニオタです。本日は、2022年、夏に放送された、Spider Lily原作、A-1 Pictures制作の「リコリス・リコイル」のレビューをいたします！
ネタバレもあります！最後までぜひ読んでいってください！
「リコリス・リコイル」のあらすじ
世界一の治安の良さで定評のある国、日本。その治安の良さの裏側には、犯罪者を極秘裏に抹殺・消去する極秘の治安維持組織「DA」の存在があった。DAは孤児を養成して殺人技術を身に着けさせた少女暗殺者「リコリス」を数多く擁し、普段は女子高生に偽装した姿で市中に潜伏させ、有事の際に任務を与えて犯罪者を暗殺することで日本の治安を守っていた。東京都内にある一軒の喫茶店「喫茶リコリコ」は、DAの支部としての裏の顔を持っており、そこには歴代最強と称されたリコリスで、看板娘として親しまれる底抜けに明るい少女・錦木千束が所属していた。そんなある日、DA本部からリコリスの井ノ上たきなが異動してくる。彼女は銃器密売の犯人を仲間とともに追い詰めていたが、人質に取られた仲間を救うために、犯人を殺すなという命令に従わなかったため、本部から左遷されてきたのだった。たきなは当初「リコリスとして一刻も早く実績を上げて本部に戻る」ことにこだわっていたが、千束との交流の中でリコリスとしてではない一人の少女としての生き方を学んだことでそれまでのこだわりを捨て、千束との絆を深めていく。同じ頃、日本の異常なまでの治安の良さに不審を抱くテロリスト・真島が、その原因を探るべくテロ活動を開始する。
Wikipediaより引用
映像について
制作会社は「A-1 Pictures」。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」や「心が叫びたがってるんだ。」、最近ですと「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」を制作した会社です。制作作品を一覧で見ましたが、どれも安定したクオリティの作品ですね！
ヒプマイもここか笑。ヒプマイの時は毎回ハリウッドばりの爆発で笑わせていただきました！
本作「リコリス・リコイル」も、すごく繊細な絵柄なのにゴリッゴリに動いててすごく見ごたえがありましたね。OPの、街の風景の中におしゃれした千束・たきながいるところとか、ぴょんぴょんしてるー！髪の毛もぴょんぴょんしてるー！って初見感動しちゃいました。細かい動きってあったほうがいいんでしょうけど本当に動かすの大変でしょうに・・・。
髪の毛や手の動きなど、繊細な動きをするパーツをアニメーションさせる制作会社は、仕事ではありますがアニメーションを作ることを楽しめている、良い会社だと思います！
「リコリス・リコイル」の感想（ネタバレあり）
バディもの最高！
千束とたきなの信頼関係の構築の様子がしっかりと描かれていてとてもいいですね。こういうバディものって、上の立場っぽいキャラクターが有無を言わさず有能さを発揮して「俺の背中を見ろ！」みたいなパターンか、お互い対話をして確固たる関係を築いていくパターンがあると思うのですが、千束とたきなについては、対話に比重を置きつつも、正直どっちも含まれているような気もします。
人を傷つけない信念を持つ千束。信念を持つことは誰にでも出いますが、その信念を曲げないように殺人をしないで済む戦闘能力を身に着けるまで努力するのは難しいと思います。銃弾を視認できる能力は確かに特殊能力なのですが、それに対応できる身体能力は、才能だけでどうこうできるものではないです。
DAという組織から考えたら甘い考えであっても、任務をしっかりと遂行する。そんな千束の姿を近くで見て、かつ日常で千束の人間性に触れたからこそ、たきなは千束を心の底から信頼できたのではないかなと思います。
人間性でも、能力としても信頼しあっているバディは最強だと思います！
百合好きも満足の作品
女の子のバディものですからね！百合好きの方が飛びつくのもわかります！
DAにはほかにも大勢のリコリスがいて、同じような二人組がいっぱいいますが、千束がすごくフレンドリーだからだと思いますが、千束とたきなは距離感が近いですよね。千束がぐいぐいくるおかげで、少し偏屈なたきなの心が柔らかくなって、千束に心を開いていきます。百合っぽいシーン（フィルターによるもの）だと、千束がたきなを抱き上げるシーン結構あります。
作品上では強い親愛・友情が表現されるにとどまりますが、これは拡大解釈がはかどりそうですね・・・。
真島の最後
真島が本当に悪だけで構成された人間かと言われたらちょっと違いましたね。
リコリスによって消された犯罪者も人間です。悪いことをする人間も、一度の過ちだけで排除することが本当に正しいことなのでしょうか。罪を憎んで人を憎まずといいますが、真島が言いたかったことはこういうことなのかな。最終的には戦闘狂みたいになってましたが笑。千束と同志みたいになることもできたのかな。
開胸おじさんに絶句
いや・・・本当にヨシさんには絶句しちゃいましたね・・・。千束の心臓を壊して、ひとつしかない新しい心臓を自分の中に埋め込むという・・・。
千束を殺人のプロとして完璧なものにするために自分の命を捨ててでも殺させようとしてくる・・・。ある意味殺人教育のプロなのかもしれませんが・・・。若干変態の気を感じてしまうのは気のせいではないはず・・・。
一番好きなキャラクターは「千束・たきな」！
一番好きなキャラクターは・・・いや・・・選べないですよね・・・。バディ系の作品はもう2人がワンセットで最高で尊いんですよ・・・。なので「千束とたきな（ワンセット）」みたいな感じです！
リコリコの制服かわいすぎるのでお仕事のときの制服じゃなくてお給仕服を描いちゃいました。
全話見終わってから1話を見返すと、たきなは本当に人間味が出てきましたね。DAが全てで、DAの目的のためならなんでもするような子が、最後は相棒のために奔走するまで成長していて感慨深い・・・。もともと根が素直なんでしょうねきっと。成長過程で人間味のある接し方をしてくれる人が全くいなかったのかもしれません。だからこそ、千束との出会いは本当に鮮烈に印象に残る出来事だったのではないかと思います。
千束は、逆に周りに小さいころから先生のような本当に大切にしてくれる人がいたからこそ、あんなに天真爛漫でまっすぐな子になったんだろうなと思います。ヨシさんは許さんけど・・・。
こういう、プラスがプラスを呼ぶような人間関係・信頼関係は素敵ですね。今後も二人には幸せに過ごしてもらいたいです。
「リコリス・リコイル」はこんな人におすすめ！
- 最高のバディもので大優勝したい方
- 百合も好きな方
- 人間の、人間としての成長を見るのが好きな方
銃撃戦がありますが、千束の「命大事に」の信条のおかげで意外と平和だったようにも思います。以前友人におすすめされて「サイコパス」を見ましたが、あれと比較したらすごい平和です！（最後のほうは結構戦闘してたかも・・・）
人間の、人間味のある、血の通った成長をする姿を見られて、色々考えさせられる作品でした！2022年の夏アニメの覇権作品！ぜひ色々な方に見ていただきたいです！
さいごに
ご一読いただきありがとうございました！
今後も様々な作品のレビューをしてまいりますので、次回もよろしくお願いいたします！
今回紹介した「リコリス・リコイル」は、以下から視聴可能ですので、ぜひ皆様も一度ご覧ください！
ラノベもあるんですね。最近はあまり読めてないのでまた久しぶりに本屋に赴きたいです。
